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7月16日金曜日
明日から3連休!ということで、 山形の月山に行ってみよう!と計画。 私もあっくんも仕事を終えて帰宅、 ひとまずシャワーを浴びて、22時過ぎに出発。 今回も、深夜のうちに首都圏を脱出し、連休の大渋滞を回避する作戦です。 ナビを見てびっくり、月山までは500km以上もあるのネ。 こりゃー、頑張らないと! ところが、首都高で工事をしていて、予想外の渋滞・・・。 23時過ぎ、ようやく六本木ヒルズ脇を通過。 その後二人で交代しながら運転をし、 深夜3時頃に山形自動車道のPAに到着。 一旦車を泊め、車中仮眠です。お疲れ様でしたああ〜・・・ Zzzzz・・・ ------------------------------------ 7月17日土曜日 朝7時起床。 ふわあ〜、おはようございます! 前回の車中泊の経験を踏まえ、 アイマスク、耳栓、空気まくら、タオルケット フロントガラス、サイドの窓を覆うサンシェードを準備。 これらが効を奏したのか、結構寝られました。 ただ、エアコンを掛けるかが微妙で、 窓を開けると結構涼しいけど虫が入るとヤだし、 ずーっとアイドリングでエアコンかけるのもなあ。。。と。 とまあそれは小さな事で、運転疲れもあったので 良く寝たぞ! トイレで顔を洗い、着替えを済ませ 7時半頃出発! お、月山が見えてきた! ドーンと横たわる姿が魅力的。 月山への道はいくつかルートがありますが、 今回は北側から、8合目まで車で上がりました。 嫌になるほどくねっくね&所々離合も出来ない細い道を経て、 9時半に弥陀ケ原(みだがはら)湿原に到着! さすがに8合目、周囲の山々、雲海が広がる大パノラマに感動! 鳥海山がぽっこり雲に浮かんで見えます。 さて、ここからは、一応登山の格好、装備を持って歩くことにしました。 とはいうものの、今回は月山への「登山」は考えていませんでした。 あくまでも8合目にある湿原散策が目的。 ネット等で調べると、月山の登山道はまだ雪渓に覆われていて 軽アイゼン等が必要なんだそうな。 私たちはアイゼンの必要な山は登った事がないし、 スタートの時刻も遅いしネ。 とはいうものの、少しは散策できるのかも?と思い とりあえず登山用の服、靴等を身につけ、 ザックも背負って湿原散策! 早速木道を行きます。 黄色い花がたくさん咲いています ニッコウキスゲもたくさん咲いています ミズバショウも、少しですがまだ花が残っています そ、そしてついに! 憧れ続けた、チングルマを発見! うおーーー、感激!!! もう随分前から、高山植物の代表選手チングルマを見てみたいと思い続けていたのですが なかなかシーズンとタイミングが合わず・・・。 今回月山に来たのも、丁度この連休にチングルマが見られるからなんです。 そう、チングルマを見る為に月山に来たといっても過言では無い! なので、もう感激の嵐・・・! 今までの無念を晴らす程、 周りはチングルマだらけ! チングルマが咲き乱れるお花畑の向こうには、鳥海山が見えます。 ああ、感激・・・。 ちなみにこのチングルマ、 漢字だと「珍車」「稚児車」とか書くらしいです。 もう、ずっとここにいたい! ・・・というわけにもいかないので、先へ進むと・・・ 池塘(ちとう)だらけ! これはこれで美しい景色ですねえ。 池塘(ちとう)の向こうに鳥海山 池塘の中にイモリ発見! 後ろ足の開脚具合がかわゆす! プカプカ浮いては、時々足を一生懸命バタバタして泳ぎ、 またひと休みでプカプカ〜・・・(笑) フと遠くを見ると、 やっぱり雲に浮かぶ鳥海山が美しく・・ よくわからん変な草だ〜 ところが、後で調べて分かったのですが これはチングルマの花が終わった後の綿毛なんだそうな。 1つ勉強になりましたな〜 ワタスゲがたくさん 小さな小さな、青い花 フと立ち止まり、月山方面を望む。 地図によると、見えているのは月山の手前にある 一ノ岳、二ノ岳(1,758m)らしい。 うーん、せっかくだから登ってみたい!! 二ノ岳の先の山小屋付近までは1時間40分で行けるようなので、 せっかくだし、まだ時間もあるし、ということで とりあえずそこまで行って見ることにしました。 ここから登山道です。 ここ8合目の標高は1,400mぐらいだそうな。 10:29 ぷち登山開始! さーて、行ってみようか! 少し登ったところで、振り返ると、雪渓が。 こんな感じの、岩がゴロゴロした道です。 うおー、雪渓を渡る必要がありますな・・・。 カメラをナナメにして撮ったので、斜度が分かりにくいけど 前方の登山者を垂直にして見ると。。。 左側に向けて結構な角度なんですYO。 とはいえ、渡る距離自体はそんなに長くなく、 みんな普通に登山靴でゆっくりゆっくり歩いています。 アイゼンが必要なほどの雪渓が出てきたら そこで引き返そうという前提で進んできたのですが、 距離も短いし、みんな渡ってるし、私たちも進んでみることにしました。 それでも雪渓を渡るのは初めてなんで、ビビる〜・・・ 落ちたらどーしよーとかドキドキしながら、 ゆっくり一歩ずつ進む。 雪渓を渡りきってしばらく行くと、 登山道脇にチングルマが! 岩に這いつくばるように咲いています。 可憐だのう〜・・・感激じゃあ! こーんな紫のお花も咲き乱れていました。 本当にお花畑です。 小さなハチが一生懸命蜜を吸っていました。 更に少しずつ登っていくと、 山小屋が見えてきた! 11:55 月山9合目、仏生池小屋に到着! ここまで1時間25分程かかりましたネ。 さてと、とりあえずここで休憩を兼ねて腹ごしらえ。 湿原手前のレストハウスで買ってきた月山まんじゅう。 あとは、ザックに入れておいたおせんべいをパリパリ。 こんなに登る予定じゃなかったので、食料が乏しい・・・。 お水だけはたっぷりもってきたけど、 行動食はあとわずかしかない。 ここから月山の山頂まで、あと1時間20分程だそうな。 うーん、せっかくここまで来たし、あと少し?で山頂だし、 もう少し先まで行ってみたいなあ・・・。 あっくんと、休憩しながら検討を重ねる。 この休憩の後山頂へ向かって進めば、山頂に着くのは14時頃、 湿原に帰り着くのは16時を回るだろうし、 登山としてはちょっと遅くなる。 それと、少し前からガスが出始めていて、周囲の視界もあまり良くないので 山頂からの景色も楽しめないだろう、と。 そもそも今日の天気予報は、午後から雨だったし・・・。 食料も乏しいし、水も山頂まで往復する分となると少し不安・・・。 えー、今回はここまで! 撤退を決断。 今回は下見、ということで、 頂上へのアタックはまた次回?改めてチャレンジしよう、 という事になりました。 そうよね、そもそも登山の予定じゃなかったし、 ついついここまで来てしまったけど 時間も水も食料も、準備も万端とは言えないしネ。 隣りで休憩していた年配のご夫婦は 頂上へ向けて出発していきます。 うーん、羨ましいけど、また今度! 12:40 下山開始。 小屋脇の斜面には、まだたくさん雪渓が残っていました。 ああ、お花畑見納め!とじっくりたっぷり眺める 相変わらず周囲はガスで真っ白け、 ここからの眺望を写真おさめることはできませんでした。 その分、せっかくのお花畑を堪能しながらゆっくり下山するべか〜!と チングルマの群生を眺めたりしながら ゆっくり下っていたのですが・・・ 10人ぐらいのパーティが 私たちを追い抜いて下っていったその時! 「ゴロゴロ・・・・ゴロ・・・」 ・・・雷だあああ!!!! それに、ち、近い!!! ここから、恐怖の下山が始まったのでした(泣) 今、このブログを書いていても、 思い出すだけでも心臓がバクバクします。。。ホントに怖かったんよお!!!! 追い抜いていったパーティのリーダーらしき人も、 「やばい、雷だ!!」と皆に声を掛け、歩調を早めています。 山の雷は、下界の雷とはちょっと状況が違います。 私たちは今標高1,700mを越える場所にいて、 雷雲の中にいるわけです。 こういう状態での雷は、上からだけでなく、下から横からと飛んでくるそうで、 実際登山中の落雷事故はたくさんあります。 また、今私たちがいるような尾根道なんて、 高い木など避雷針になるものが全くないわけです。 実際、登山中の落雷による死亡事故の多くが こんな尾根道や山頂付近で起きているようです。 避難できる建物なんて無いし、 大きな岩やら木やらも無いし、 私たちと同じ背丈の茂みが続くぐらいで、逃げ隠れが全く出来ないのネ。。。 つまり、いつ自分に落雷してもおかしくない状況なんですよネーーー!!! それに、ゴロゴロドカンドカン音を立てる雷雲の中を進むわけですから、 その迫力たるや半端ない!!!(泣) さっきの小屋に戻るか一瞬迷ったけど、 先ほど追い抜いていったパーティーがどんどん下山していったので、 私たちもとにかくこの雷圏内から脱出しよう、と下山のスピードを上げました。 すると、今度はさっきよりもかなり近くで大きな雷鳴が!(泣) だんだん近づいてるし〜!(泣) ほんとにすぐそばで鳴ってるしーーー!(泣) 雷鳴の迫力も、下界で聞くのとは全然違うのネ。 だって雷雲の中にいるんだもんネーーー(泣)!!! もう、脱兎の如く、一目散に降りる。 雨はまだ降らない・・・けど、 ポツリ・・・ポツリと雨粒が落ち始める。 先ほどのパーティーは一旦停止して、 カッパを着用しています。小学生ぐらいの子供もいます。がんばれ〜! そしてわたしたちもがんばれ〜!! 私たちも今のうちにカッパを着るか迷ったのですが、 とにかく一刻も早く下山して、建物の中に避難しよう、という事で 「雷怖いですねえ〜、気をつけて〜」 的な言葉を交わしながらそのパーティを追い抜き、 再び脱兎の如く下山。 ほぼ小走りで、もうトレラン状態(笑) その間もどんどん雷は近くなり、雷鳴の間隔も短くなり、 音のデカさも最大限に迫力を増し・・・ 雨粒は、まだ波があるけど ポツリポツリと降り出してきた。 そして再び、すぐ隣りで大きな雷鳴がーーー!!! やだやだ、怖いっぃいいいいい! まだ死にたくない(泣)!!!! 世の中いろんな死に方があるけど、 雷に打たれて死ぬってのは極力ご遠慮申し上げたい!!! 永遠とも思われる恐怖の時間が続き、 ひたすらにダッシュで下山を続け・・・ 13:20頃 登山口に到着! ホッと一息。。。ですが、 9合目の山小屋で見かけた、物資輸送中風の山小屋の兄ちゃんが、 大きなBOXを担いで猛スピードで降りてきて、 立ち止まっていた私たちを追い抜いていく・・・ そうよね、登山口まで戻ったとはいえ、 ここだってまだ危ないわな。。。雨粒も大きくなってきたし。。。 兄ちゃんに続け!と高い木など一本もない湿原を 一直線に横切る道を小走りに走り抜け ひとまず、月山中ノ宮神社、社務所に到着。 ここで休憩するか、あと少し走って駐車場まで戻るか?! 先ほどの兄ちゃんは、社務所内で荷物を降ろして休憩していました。 一瞬迷いましたが、私たちは駐車場まで急ぐ事にしました。 歩いて5分の木道を、小走りに進む。 ここまでの道中、何度か私たちとは反対方向に進んでいる 登山者、観光客をちらほら見ました。 中には、どうみても合羽なんか持ってなさそうな 超軽装な中高年の人達もいて、大丈夫かおい。。。 まあ、湿原の中なら5分で建物の中に逃げられるかな? とか何とか思いつつ、実際は自分たちの事で精いっぱい、 何とか車にたどり着いた途端、さらに大きな雷が!!! ピカピカ光って、バリバリ音をたてて、超怖い! 同時に大粒の雨が叩きつけるように降ってきた。 ゲリラ豪雨かってぐらいの大雨だあああ!! しかし、間一髪で車に逃げ込め、 何とか事無きを得たのでした。。。。 ああああ、怖かったーーーーーーーーーーーー!!!! 雷雲の中をハイキングだなんて・・・ こんな経験二度とごめんです(泣) ひとしきり車の中で休憩した後、 自分たちのコースタイムを計算して大笑い(笑) 地図上の表示時間だと1時間20分程度かかる道を、 40分強で降りてきていました(笑) 早歩きだったからなあ・・・。 そもそも、今日の天気予報は、 晴れだけど午後は大気の状態が不安定、山沿いでは雨となっていましたから、 ほぼその予報通りなだけなんですけどネ。 それにしても、9合目の山小屋から 思い切って引き返す決断をして本当にヨカッタ! もしあのまま登っていたら? 山小屋で雷が収まるのを待ったとして、 下山はかなり遅くなっちゃうもんなあ・・・。 土砂降りの雨の中を下山するのもなあ・・・。 雨が止んでも、登山道は濡れて滑りやすくなるだろうしなあ・・・。 そうなると、へなちょこ登山者の私たちには ちょっぴり厳しい道程になりそうです。 という事で、やっぱり登山には、天気予報を信じて 早出のスケジュールを組む事が大切ですネ! と身をもってお勉強したのでした。 しばらく休んで、元気を取り戻した後は、 そういえばお腹空いた!って事で、 お昼ご飯を食べに行くことにしました。 そういえば、朝は菓子パンを1コ食べて、 その後ハイキング的登山をして、 まんじゅうを1つとおせんべいを食べただけだったもんネ。 ところが、時間が中途半端なのもあって、 開いてるお店がぜーーーんぜん無いのネ。。。 何だかんだで、鶴岡の駅前まで来てしまいました。 通りかかった山形大学農学部。 入道雲がモックモクです。 そして、結局は、 なぜか喜多方らーめんを食べました。 ふいー・・・ お腹も膨れたところで、鶴岡の日帰り温泉「ゆぽか」で汗を流しました。 地元のじっちゃんばっちゃんが通っているらしく、 ローカルな雰囲気でイイ! 上空に湧いた入道雲で日差しが遮られ 風も出てきたので、露天風呂が気持ちイイ! ゆっくり浸かったあとは、 今夜の宿泊地 天童を目指します。 高速へ向かって走っていると、嵐の後?の月山が見えます。 もう雷雲は通り過ぎたのかしら? フと空を見上げると、虹が出ていました! 写真の左下部分から中央に向けて虹が写っています。 せっかくなので、山形駅前を通ってみました。 夜なのであんまりうまく写らなかった。。。 その後、晩ご飯をどうしようか迷ったのですが、 ラーメン食べたのは16時だったし、そんなにお腹も空いていないので ビールとおつまみ的にお弁当を買って ホテルでまったり食べることにしました。 21時、天童のホテルにチェックイン。 のんびりご飯を食べたのですが、猛烈に眠い・・・ 22時過ぎには二人とも寝落ちてしまいました。 何せ昨日は4時間も寝てないし、 月山でいろいろあったし、ヘトヘト! でも、憧れのチングルマも見られたし、 恐怖体験もしたし、 いろいろ楽しかった?一日でした。 お疲れ様でした! 二日目へつづく〜 http://keitama.exblog.jp/14816415/
by kei-_-happy
| 2010-07-17 22:36
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