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容疑者Xの献身 感想については、ネタバレ無し。 ただし、作品の構造やテーマについてはざっくりと触れます。 ずっと気にはなっていた作品。 映画化もされたそうですが、そっちも未見。 で、やっとこさ手に取りましたが・・・ 結論から言うと、 「面白い!!」 「まさか泣かされるとは!!」 でしたw 内容を知っている方にすれば「何を今更言ってんだよ」ってな話なんですが、 私はまったく内容を知らずに読んだので、 良い意味で予想を裏切る展開に驚かされてばかり。 いつもは通勤電車の行き帰りにちょっとずつ読むのですが、 この作品は、帰りの電車で読み始めてから どうしても続きが気になってしまい、 帰宅後も読みふけってしまい.... 結局一晩で一気に読んでしまいましたw 一般的なミステリとは、全然違う角度で進んでいくので 結末がどうなるのか全く読めませんでした。 「謎解きをして、ハイ終わり!」じゃない。 容疑者と、謎解き役、それぞれの視点で物語が進んで行くので その攻防にハラハラしつつ読み進めていくと.... ミステリものですが、実は人間ドラマといいますか、 月並みながらも「愛」をテーマにしているんですね。 でも、その「愛」が半端無いです。 その「愛」の深さは、月並みどころか驚愕的で純粋。 これほどまでに深い「愛」を私は持てるだろうか? いやいや、これを教訓に、 大切な人への愛をもっと深めたいものです。 結末に涙が出ました。なんとも言えない複雑な心境。 別の話。 これもガリレオ探偵シリーズなんですネ。 「ガリレオ探偵」についても未見でしたので、 湯川教授=天才扱いの設定を読んだ瞬間にちょっとガックリ。 正直、京極夏彦作品で言えば京極堂みたいな 天才的な人物が出て来て、 この印籠が目に入らぬか!的に理論の大鉈をふるって ズバリとスーパー解決しちゃうのかと思ってしまったのです。 ところが、そのガックリを、これまた良い意味で裏切ってくれました。 そういった水戸黄門的バッサリ解決!なオチにはならず、 天才だけど人間臭い葛藤の部分があって 親近感を感じられてすごく良かった。 もちろん京極堂もそれなりに葛藤はしていましたが、 常に何でもお見通しウルトラC的大鉈を振るう印象だったので。 そこがカッコイイのかもしれませんが.... 個人的見解です、ごめんなさい。 という訳で、とても面白かったです。 一般的なミステリ物とはまた違う、 事件に関わる人間の葛藤や悲しさにスポットが当たり まさかの感動泣きまで至った素敵な作品でした。 ↓↓↓↓↓↓ 容疑者Xの献身
by kei-_-happy
| 2011-06-03 23:57
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