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5月3日日曜日
昨日はザルツブルグでしたが、 今日は再びウィーン観光です。 早起きして、王宮へ。 その王宮にある、 王宮礼拝堂へ向かいます。 9時から始まる日曜日のミサがお目当て。 ミサでは、あのウィーン少年合唱団が歌うんですヨ! そもそも、ウィーン少年合唱団は、 ここ王宮礼拝堂の少年聖歌隊として作られたそうです。 つまり、この王宮礼拝堂のミサで歌うのが彼らの本来あるべき姿なわけですネ。 中に入るにはチケットが必要で、 既に当日券目当ての長い列が出来ていましたが、 私たちの場合はあっくんが予約をしてくれていたので 並ばずにスムーズにチケット購入ができ、中に入れました。 席は二階の、祭壇に向かって右側です。 全席指定でした。 席に着いて下を覗くとこんな感じ。 来るのが早過ぎたのか、まだあんまり人がイナイ。。。 祭壇の上部はこんな感じです。 入口で、グレゴリオ聖歌っぽい楽譜が載ったリーフレットを貰いました。 表紙はこんな感じ。 今日の演目が載っていましたが、 確かハイドンだったと思います。 そうこうしているうちに聖職者?がゾロゾロと入ってきて、 最後に大司教様的なお方が登場。 お・・・ ら、ラウシャーかあww?!と一瞬思いましたが あのような髪形出で立ちでは無く、至って普通でした(笑) 既に客席も満席です。 ミサが始まり・・・ましたが、ドイツ語なので、 サスガに何を言っているかよくわからん。。。 ですが、すぐにオケの演奏とウィーン少年合唱団の歌が始まりました。 彼らは私たちの上の階、しかも祭壇に向かって後方にいる為、 姿は全く見えません。 でも、その天使の歌声に大感動!!! そんでもって、その演奏がかなり長い。 ミサの大半を占めていたような気がします。 ミサが殆ど終わった頃、少年合唱団が前に出てきて 歌ってくれました! 天使の歌声をありがとう! ミサ自体の宗教的なところはよく分からなくて申し訳ないのですが ウィーン少年合唱団が、あるべき場所・時に歌うミサ曲を聴くことができて なんだか感慨深いものがありました。 ------------------------------------ 礼拝堂を出て、次は王宮にある銀器博物館へ。 ハプスブルグ家が所有する数々の食器類が展示されています。 例えばこんな感じ ちゃんと、双頭の鷲の紋章がついてます。 各デザイン毎に1揃いずつ展示されていて、 その数・種類の多さに驚きます。 入ってすぐに、お菓子づくりの器具が展示されていて、 あっくんは特にここが気に入ったようでした。 様々な形の焼き型や道具がありましたが、 ハプスブルグ家の方々は甘いもの好きが多かったそうです。 テーブルウェアの展示もあり、 このナプキンの折り方はハプスブルグ家特有のものなんだそうですヨ。 その折り方は、代々秘伝的に伝えられていたそうです。 と、いうわけで、一通り観て回って外に出ると、 すっかりお昼も回っていて・・・ そういえばお腹減った!! という訳で、王宮の中庭にあるカフェでお昼ご飯にしました。 Rindsuppe mit Griesnockerl (リントズッペ ミット グリースノッケル?) 小麦粉のお団子が入ってる、コンソメスープです。 これともう1つ、お団子が小麦粉じゃなくてレバーのスープも頂きました。 両方とも素朴な味でしみじみ美味しかった! Kaiserschmaren (カイザーシュマレン) これは、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世(エリザベートの旦那さん)の お気に入りのパンケーキだそうです。 一口サイズに砕かれたパンケーキに粉砂糖がかかっていて、 あんずジャム、リンゴジャムが添えられていました。 皇帝のお気に入りにしては、質素・・・というか、地味というか・・・。 確かにフワフワでモチモチと美味しいパンケーキなのですが、 こんなに素朴なお菓子が好物という辺り、 質実剛健なフランツの人柄が忍ばれます。 もっと手の込んだ、 ゴージャスなお菓子がいくらもであったでしょうに・・。 あと、サンドイッチ。 これはまあ、普通に美味しいサンドイッチです。 ------------------------------------ 腹ごしらえもできたところで、 再び、王宮内にある シシィミュージアムへ。 先ほど見た銀食器博物館の上の階にあります。 写真はNGなので一切ありませんが、 シシィがバイエルンで過ごした頃から ルキーニに暗殺されるまで、 肖像画や実際にシシィが身につけていたドレスや小物など、 数々の品が生い立ちの説明と共に時系列で展示されています。 シシィの生涯は、ミュージカルのおかげですっかり頭に入っていますので、 もう、しょっぱなから大興奮!! フランツとお見合いした頃の肖像画やら、アクセサリーやら、 顔を隠すのに使っていた黒い扇子、ルキーニに刺された時に着ていたドレス、 暗殺に使われたヤスリ、星の髪飾りのレプリカ、 さらには旅行に使っていた専用列車の車内が再現されていたり もう何から何まで・・・感激!!! そして、実際のシシィが次第に死への憧れに取り憑かれていく下りの説明もあり、 ミュージカルでシシィが「トート(死)」に魅入られるという設定は ホントに、とても素晴らしいと思えるのです。 大満足でシシィミュージアムを後にし、 次は王宮の部屋を見学。 シェーンブルン宮殿とこの王宮と、どちらも使われていたわけで、 やはりフランツやシシィが過ごした部屋を見る事ができます。 写真を撮ってもよかったのかもしれませんが、 あまりに見学に熱中し過ぎて写真を撮り忘れたという(笑) よって一枚もありません(涙 フランツの執務室や、謁見が行われた部屋・・・。 「強くー 厳しくー・・・」とか 「皇帝陛下ーはー かーみのご加護でー♪」とか、 「むーすこーはー 自由と叫んだーだーけー」「結構ね!」とか、 もうね、ミュージカルと照らし合わせて見ていくと、 楽しくて楽しくて仕方がない!! また、執務室(だったかな?)には、 シシィの肖像画で最も有名であろう、 星の髪飾りを付けて白いドレスを着て見返り的ポーズを取っている肖像画の オリジナルが展示されていました。 どわああああああああああああああああああ!!! こ、この絵だああああああああああああああ!!! もうね、ホントね、感激しっぱなしでもう・・・(泣) さらに進むと、 「シシィの化粧用の部屋」や 「皇后陛下の体操室」もあります。 吊り輪とか、ヘンな(失礼)ハシゴっぽい柱とかがあります。 あああ、もう、ドクトルトートが出てくるよ!(笑) あと、 「お風呂」もありました。 スグに浮かぶのが、 「お風呂の時間よ、早く運びなさい!」 「ミルクが冷めないうちにお背中を流す〜♪」 ですね(笑) 小さな浴室なんですが、 金属製の浴槽が置かれていて、 ああ、ここでシシィがお背中を流してもらったのかぁ、と。 さすがにかなりのボリュームで、 感動と興奮でヘロヘロになりながら、見学終了。 もう、もう、 「来てよかったーーー!!」 王宮を出て、次は アウグスティーナ教会へ。 王家の婚礼が行われていた、あの教会です。 マリアテレジアもそうですし、 マリー・アントワネットのウィーンでの婚礼も行われたそうな。 しかし。 そう、エリザベートと フランツ・ヨーゼフ1世の結婚式もここで行われたんですネ!! 感無量・・・。 もう、自動的に脳内再生されます。 「すーべてーの不幸を ここーにはじめーよう♪」 「サイは投げられた、おまえのあや〜まち♪」 あっくんと二人、しばし立ち尽くしてしまいました。 この通路を、フランツやエリザベートが進んでいったのネ・・・(感動泣き) 中には観光客も殆どおらず、(マニアック過ぎるのか?!) 荘厳な雰囲気に圧倒されました。 奥の祭壇を眺めつつ、 あの中ほどからトート閣下が出てくるなあ、と妄想(笑) ひとしきり浸った後は、カフェで休憩。 「ウィーンの〜 カフェーにゃ〜 いろんな人が・・・♪」 (もういいってw) モーツァルトというお店で、ザッハトルテ ホテルザッハーに行くべきだったのでしょうが、 混んでたしネ・・・。 モーツァルトというケーキ メランジェと、マリアテレジア 手前に写っているのがマリアテレジア。 オレンジリキュールが入っているとの事だったのですが、 予想を上回るお酒の多さにノックダウン・・・。 美味しいけど、これは酔っぱらう!w そんなこんなで休憩した後は、 地下鉄を使って移動。 今日はこれからミュージカル観劇!! なのですが、道中、こんな看板を見つけました。 一瞬、JFKかと思ったのですが、 よく読むと、「KFJ」 つまり Kaiser-Franz-Joseph =カイザー(皇帝)フランツ・ヨーゼフ でありました! 映画かな?と思ったのですが、 Das Musicalの文字が・・・ なんと、シシィ、ルドルフに続いて フランツもミュージカル化?! 後ほど見つけたサイトです。(※ドイツ語) http://www.kultur-channel.at/kfj-kaiser-franz-joseph-das-musical/ 話は逸れましたが、 とか言いながら、これから見に行くのも Rudolf ーAFFAIRE MAYERLINGー 訳すと 『ルドルフ〜マイヤーリンクの悲劇』 です。 という訳で、ライムント劇場に到着! この演目は、以前日本でも東宝ミュージカルで上演されていましたが、 そちらは観ていないんです・・・。 大まかなストーリーとしては、 話自体は実話を元にした、実にシンプルな内容です。 タイトルの通り、 オーストリア皇帝一家であるハプスブルク家の皇太子ルドルフの話です。 既に結婚しているルドルフが、 この舞台のヒロインであるマリー・ベッツェラと出会う辺りから始まります。 ルドルフは、政治的な思想の違いから父親=皇帝のフランツ・ヨーゼフ1世と対立し、 偽名で新聞に政治批判の投書を載せたり、 革命家的な人達と付き合ったりします。 しかし父や保守派の首相のターフェなどから先々で遮られ、 常に行動を監視され、次第に精神的に追いつめられていきます。 ついには革命家と手を組もうとしていたことが父にバレてしまい、 最期はマリー・ベッツェラと二人で マイヤーリンクで拳銃自殺をし、この舞台が終わります。 この舞台では、心中として話が終わりますが、 実際には暗殺説など諸説あるみたいです。 最初はエリザベートでのルドルフしか知らなかったので、 女性と心中的に自殺をしたと知ってちょっとショックでしたが(汗 当然全てドイツ語での上演、 あっくんはミュージカルの元となった小説を読んでいたので あらすじを掴んでいましたが、 私はその本は読みかけだったので、殆ど予備知識無しに観劇となりました(涙 ・・・ところが。 もうね、 歌と芝居のレベルが半端ない!! 特に歌は、さすが本場というべきか、 アンサンブルも含めてみんなレベルが高い! 最初は何を話しているのか細かい部分は全然分かっていませんでしたが それでも、不思議なもので、言葉は分からなくても 歌と芝居でどんどん引き込まれて、 舞台で何が起こっているのかは大体分かるんですよね。 特にルドルフ、奥さんのステファニー、 マリーのお母さんの3人の歌がピカイチで、 劇中 何度も鳥肌が立ってしまいました。 そして、また、このミュージカルは、 歌がとってもイイ! あんなに熱中した舞台は初めて。 最初から最後まで、アドレナリンが出っ放し!というのは初めて経験でした。 大感動、大興奮に包まれて、あっという間に観劇が終了。 あああ、もっと観たい!! 終幕後、駅までの途中にあった イタリア料理のお店で晩ご飯にしました。 なんだかよく分からない、 ジャガイモとチキン?の炒め煮みたいなものとピザ。 これが意外にもとっても美味しくて、 観劇の興奮醒めやらぬ状態なのもあって、 楽しいディナーとなりました。 楽しかった旅行も終わり・・・。 明日は空港へ向かいます。 ぜひまたウィーンに来たい!!! しみじみ思いながら、ホテルまで帰ったのでした。。。 やだやだ、帰りたくないよう!!
by kei-_-happy
| 2009-05-03 22:45
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