2016年7月16日(土)
気になっていた映画「クリーピー 偽りの隣人」を見てきました! 実はどんな内容か全く知らずに 先日見た別の映画の予告編で「あの人、お父さんじゃありません」っていうのが気になって、、、 で、気になった結果、今日見てきたのですが、 正直なことをいうと見なきゃよかったです、、、いろんな意味で。 以下、ネタバレを含んだ感想ですので 未見の方はご遠慮くださいー! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ えっと、これは、、、まさかの、 あの、 「北九州連続殺人事件」を題材にした内容でした、、、 その事件に関連する本を読んだ話はこちら。 こっちもかなり胸糞悪くなる内容ですので、ご注意を。 あと、尼崎であった、一家を乗っ取られる事件 あれも混ざっているのかも知れません。 そっちはあまり詳しく知らないので、 私としては北九州連続殺人事件との関連性ばかりに目が行ってしまいました。。。 映画のあらすじとしては、 犯罪心理学をやっていた刑事が失態をおかし 刑事を辞めて大学教授に転身。 と同時に、なのか、ある一軒家に引っ越してきます。 引っ越しの挨拶に、と近所にご挨拶にいくのですが、 隣人がすっごく愛想がなくて変は感じの人、、、 その隣人が香川照之さんなんですねえ、、、 マジ怖かった、、、なんかリアリティのある怖さでしたよお、、、 で、ネタバレしちゃうと、この香川さんこそがサイコパスの殺人鬼で 北九州連続殺人事件での松永なわけです。 頭のネジが飛んでるかと思えば 急に愛想よく理路整然と立ち振る舞ったり、あの切り替えはこわい、、 隣家は、香川さんと、中学生ぐらいの娘さん、 うつ病で家に閉じこもっているらしい奥さんの三人暮らしらしいことを知り どうも隣家の様子が気になる主人公の妻が 隣に何かと構っているうちに、、、取り込まれてしまいます。。 娘さんが主人公にそっと助けを求めますが、 「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です」 この一言は、その娘さんの言葉だったのでした。 つまりタネを明かすと、隣家の本当のお父さんとお母さんは薬漬けで軟禁状態 香川さんがその貯金を食いつぶして暮らしている状態らしいです。。。 貯金も底をついたタイミングで、 おそらく殺されたであろうお父さんが真空パック詰めされ床下に遺棄、 お母さんは薬でラリラリ朦朧としているらしいシーンから種明かしが始まるので それまでの過程は想像するしかありませんが、、、 娘は香川さんの指示で遺体の処理を行い、 ついにはお母さんまで殺害させられ、、、 その処理も自分でやらされます。 香川さん自体は手を下さず、全部娘や、主人公の奥さんに責任を持たせ 自分で決めさせ、手を汚させていくところは まさしく北九州のと同じだなあ、、、と思い至ります。 その段階で、あの事件を思い出してしまい、怖さが倍増、、、涙 その後もいろいろと続きますが、 洗脳の手段や殺人後の遺体の処理など 端々はいろいろ変えられていますが 本質的には北九州の再現映像を見ているような気分になってくるんです(泣 事件とは違い、結末は若干救いのある形になっていますが これはもうまんまあの事件じゃないの、、、やだああ、、、、 ただ、あの事件を知らない人には、 いろいろザル設定の映画に見えると思います。 あんな簡単に人を操るというか洗脳・支配できるのか なぜ被害者は逃げ出さないのか、助けを求めないのか なぜ香川さんがあんなに皆を支配できたのか それが、、、実際の事件もそうなんです。 私が消された一家という本を読んだのもそういう動機からなので 映画だけを見たらそう感じるのは最もだと思います。 ただ、あの本を読んで、松永が被害者一家を支配していく様子を知った以上、 この映画の内容もリアリティがあり、 もしかして今この瞬間も、 こういう非現実的にも思える事件が起きているかもしれない、と考えてしまう。 なので、消された一家を読んだ上で クリーピーを見ると、おそらくは恐怖が倍増すると思います。 何に対してかというと、人間の持つ暗部への恐怖でしょうか、、、。 ああああああ、、、、見なきゃ良かった、、、、 あーー怖かったね、怖いお話しだったね!で終わらないんだもの、、、 実際に起きた事件はこんなもんじゃなくて、 もっとエグく凄惨で残酷で救いがないんだもの、、、 そして、香川さんの演技が迫真すぎて、 トラウマになりそう。 あれから、CMで見かけるたびに「ヒーッ」って一瞬身構えてしまうww 事件を知っている人に限っては、 胸糞の悪さ、心理的トラウマを存分に味わうことのできる映画だったと思います。 事件を知らない人には、、、 よくわからない映画、だろうなあ、、、。 ■
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by kei-_-happy
| 2016-07-16 22:36
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