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私は鈴乃屋きもの学院基礎科で
自分で着物を着る着付けを習ったんですが、 その内容は「特殊な小道具は一切使わない手結び」でした。 つまり、コーリンベルトやゴムバンドや特殊な帯枕、 作り帯やスピード着付けの特殊グッズなどは使わずに 紐だけで着物を着る練習だったわけです。 もっと言えば、襦袢の半衿も、よくあるプラスチックやメッシュの 「差し込み式の襟芯」は使わず、 三河芯を縫い付ける形で習います。 つまり、おそらくはグッズができる前の 昔ながらの、本来の着付けを習えたんだと思います。 そして卒業後、自分で何度も練習していくうちに 人からゴムベルトをいただいたりして使ってみたりして 改めて「最初に手結びで習って良かったな」と思っています。 何ていうか、、、 基礎をしっかり習ったからこそ、 ある部分を代用するグッズを使ったときに善し悪しが分かる。 例えば胸紐をコーリンベルトにしたり、 腰ひもをゴムベルトにしたり 襦袢の胸元をキッチリ抑えるゴムの紐とか。 紐だけで着る練習をしたからこそ、 ゴムなどの便利グッズにしたときに違いがよく分かるんです。 紐より胸元が詰まってきちゃうとか、 腰ひもがずり上がっちゃうとか、 グッズの良い面と悪い面、どっちもよく分かります。 襟芯も強いプラスチックだと浮いてきちゃったりネ。 何を言いたいかというと、人それぞれだとは思いますが 初めからグッズでならわずに 「手結びでしっかり習えて良かった」と思うんです。 基礎がちゃんとしているから応用が利くなーと。 また、授業の最後には 下着の状態から手結びで20分ぐらいで略礼装を着る練習もしましたので 手結びだからって時間がかかるということはないなあ、とも思います。 便利グッズはこれからも色々試してみたいと思いますが、 「使わない場合はどうやって着るのか」 を知っている安心感はいいなあーと思います。 さて、だんだん涼しくなってきて 着物も着やすい季節になりますネ^^ 気軽に着物を来て出かけたいと思います♪
by kei-_-happy
| 2017-09-13 23:52
| 着付け・着物
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